ひな祭り
春です。
冬眠していた動物も目を覚まし、樹々や草花は新芽が芽生え、山々は新緑が美しい、そんな季節がやってきます。
今年はとても寒い冬でした、皆様のご体調はいかがでしょうか?
さて春といえば、先日あかね館でひな祭りを催しました。
皆様、ひな祭りの「流し雛」はどんな理由で行われているかご存じでしょうか?
日本の伝統的な行事のひとつであるひな祭りですが、始まりは中国から伝わった「五節句」の行事のひとつである上巳。季節の変わり目を意味する節は邪気が入りやすいと言われています。五節句の上巳には川で身を清める習慣がありましたが、日本では紙などで作った人形で自分の体を撫でて穢れを移し、川に流すことで邪気祓いをする行事として広がっていきました。人形を流して邪気を祓うこの風習が、現在でも残るひな祭りの行事「流し雛」のルーツと言われています。
このコロナ禍で人々の過ごしにくい日常の”穢れ”も一緒に流し、元の日常に戻ってほしいものです。